京都「いいBARに出会いなさい」

祇園「いち晴」

例年より少しおそい春の到来でしょうか。暖かい日差し、春の風、草木の芽吹き……、を味わうこともままならず、まるで花粉の中を泳がされるような毎日。あぁ、くしゃみがつらい、ムズムズする、クサクサする。
こんなときは可愛い女の子のところでお酒を飲むに限る、というふうな決まり事で今回はとびきり素敵な女将さんが迎えてくれる、「いち晴」さんの紹介です。

女将さんに会いに

八坂神社から二筋下がったあたり、観光地といえど夜はしんとしたこのあたりで光の溢れる場所をめがけて暖簾をくぐると、カウンター5席ほどのこぢんまりとした店内から女将さん、はるちゃんが迎えてくれます。
飲食店がせめぎ合う花見小路や河原町からほんの少しだけ離れているからか、坂道の途中にぽつんとあるからなのか、なんとなく隠れ家のような不思議な雰囲気のある特別なお店です。
早い時間に伺ったものの、すでにご近所の常連さんが店内を軽妙洒脱に回す盛況ぶり。
一杯目はビールからいただきました。小瓶のビールってなんか贅沢な感じがして嬉しい。すっと出された山盛りのおやつにもわくわくさせられます。

あまり馴染みのない変わった焼酎やみりんのお酒など、こだわりのうかがえる品揃えに2杯目を迷っていると、お隣の粋な常連さんからシャンパンのお裾分けをいただいてしまいました。というのも、今日は女将さんのお誕生日なのだそう!
思いがけず、お祝いの中に混ざらせていただきながら縁起の良い夜の始まりとなりました。

実は女将さん、前回紹介した「d’or」さんでもともと働かれていました。「いち晴」オープンから丸2年。男女問わずファンの多い彼女の魅力は細やかな気配り、美しいお顔、絶妙なギャル的言動……。いろいろあります。
5席という小さな店内に、いつ来ても居心地の良い楽しい時間が流れているのは紛れもなく女将の力。
素敵な人には素敵なお客様が集まることを映しています。

おくどさんのあるBAR

お店のコンセプトは「おくどさんのある古雅なBAR」だそう。おくどさんとは京都弁でかまどのことです。そんなクラシックなお家に生まれたわけではありませんが、羽釜に着物、割烹着というスタイルでどこか懐かしくも洗練された空間に、バックで流れる渋い昭和歌謡も相まってついついノスタルジーな気持ちに。
女将さんお手製のおでんの誘惑にも負けてお酒をのみつつ、おでんをつまみつつ、すっかりくつろいでしまいました。

お酒を飲む場所、夜の拠り所がさまざまある中で、ほっこりしたい夜は「いち晴」さんで5席を分け合う偶然の仲間たちと過ごすのはいかがでしょうか。
もしかすると誰かのお誕生日を祝ったり、隣り合った誰かの身の上話に思わずうーんと唸ったり。
お酒の力を借りて、良い加減に濃い時間を過ごすことこそ酒飲みの特権ですよ!

いち晴

住所:東山区清井町494-3
営業時間:16:00~23:00
定休日:不定休
アクセス:京阪「祇園四条駅」より徒歩8分


京都「いいBARに出会いなさい」

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