京都ナポリタンリップ

喫茶文化を象徴するフード、ナポリタン。
ナポリタンを提供する京都の喫茶店にインタビューします。
味のこだわりやその店の歴史、
京都のお昼の参考になるような情報をお届けします。
たぶん、読み終えたらナポリタンの口になるはず。

ナポリタンリップ#81958年創業 京都駅すぐに変わらずずっとある帰る場所「喫茶みわく」

1958年に創業し、京都駅から歩いて5分という立地の良さを誇る老舗純喫茶「喫茶みわく」。
約70年間、屋号や場所を変えることなく、地域の人のみならず京都を訪れる様々な人にとって思い出の「帰ってくる場所」となるノスタルジックなお店です。
フレンドリーなご主人と奥様にインタビューして見えたのは、先代を継ぎ約55年間お店を守り続けるご主人のこだわりと、3階にあるもうひとつの場所でした。
ー喫茶みわくさんの名前の由来を教えてください。
先代がつけたんですけど、少し粋な方で映画とかが好きだったらしいんです。その当時「魅惑の〇〇」みたいなタイトルのものがよくあって、それで魅惑がいいんじゃないかっていう話になったんだと思います。映画や音楽から取ったもんやと思います。
ー先代の方が、喫茶店を開業したきっかけはご存じですか?
元々親父がコーヒー好きであったというのと、ここの建物の前の持ち主の方とちょっとご縁があって、場所を買い取るという風にしたんです。今は僕で2代目ですが、創業当時から場所は今と変わらずです。
ー京都駅前の喫茶店、今はあまり多くないですよね。
昔はもっとあったのよ。あっという間に無くなっちゃったの。
今はね、この場所でこの名前でやっているのはうちだけですね。後継者がいなくなったりとかでもね。今は四条とかには古くからの喫茶店があるけど、昔はここにも沢山あったね。遊ぶものがあまりなかったから。(奥さん)
ナポリタンスパゲッティ ¥950
ーナポリタンはいつ頃メニューに登場しましたか?
僕がナポリタンを始めました。20歳過ぎくらいかな?ナポリタンを提供している店を見つけて、何度も通って味を確認してました。
ーナポリタンの具材を教えてください
玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームのスライス、あとはウインナーとケチャップと塩コショウで味付けしています。昔は手に入らなかったですけど、今はオリーブオイルとバターも使用しています。注文が入ってから鉄板を温め、麺を炒めてるという感じです。1.2日前に麺は一度茹でておいて、注文がはいってから再度温めます。
こだわっている他のお店もあるだろうけど、うちの場合は幅広く親しんでもらいたいという気持ちでやっています。オーソドックスなナポリタンですね。ほとんど僕一人で味を決めてます。それはコーヒーも一緒です。
ーナポリタンのこだわりはありますか?
いや、当時はこだわりって感じより、今ほど食材がいいものが無かったのと、コーヒーを出すのに専念したいってのがあって、一旦ナポリタンが途切れたんです。でも大体10年前くらいにまた再開しました。鉄板を見つけたから。
当初は普通のお皿で出してたんやけど、その頃流行り出したステーキとかハンバーグの鉄板を見つけて、なんとか使えへんかなということでもう一度始めたかな。他のとこでやってたのを見たのかもしれないね。
鉄板に変更した当初は、ナポリタンと共に、タバスコ、チーズに加えてウスターソースも出してたんです。鉄板が熱いところにウスターソースをかけると、ジューって音と共に匂いも上がるので、お客さんの反応も良くて。でも、ソースが飛び散るという欠点があったので、使用するのを辞めました。
次に溶き卵を鉄板の上に流し、その上にナポリタンを載せるという方法も試しましたね。
今の溶き卵も無い状態が最終形態になるかもしれません。
ー自身のナポリタンの味はどんな味だと思いますか?
どんな味かあ(笑)
誰か一人に特化して味をつけるのではなく、広く食べてもらえるような味付けを目指しています。そこにタバスコとか、チーズで味変を各自で行ってもらうというスタイルですね。
ー3階のお好み焼き屋さんはみわくさんとは関係しているのでしょうか?
うちがやってます(笑)これから働きます。
ーそうなんですか...! なぜお好み焼き屋を始めようと?
僕がお好み焼きが好きやからやね。
そうそう。コーヒーも好きになったら没頭するしね。それまで散々お好み焼き食べに行ってたのにね、自分が作る様になったらぴったり辞めはるねん(奥さん)
3階は元々、ビリヤードとかができるバーをやってたんやけど、それを辞めてお好み焼き屋にしたんです。
お好み焼きをやるのは17時からです。喫茶店の閉店作業はバイトさんに頼んで、17時に3階に上がっちゃいます。朝の5時半には起きて、ここの喫茶は7時からです。私が(ご主人)朝いちばんにコーヒーを入れるところから始まります。
インタビュアーによる味の感想
アツアツな鉄板に乗っているため、底につくケチャップが少し焦げ、食べる前から芳ばしく食欲をそそられます。少し柔らかい麺にはケチャップがよく絡みつき、上に乗るゆでたまごのマイルドさと相性は抜群です。食べ進めても、鉄板のおかげで温かいまま頂くことができるのも嬉しいポイントですね。各具材の大きさも丁度良く、子供から大人まで幅広い世代から愛されるナポリタンでした。
今日のリップ
住所:600-8216 京都府京都市下京区東塩小路町579-24
営業時間:7:00~18:00 (モーニング 7:00~11:00 ランチ 11:30~16:00)
定休日:年中無休
アクセス:JR京都駅東口 徒歩5分 ヨドバシカメラ向かい
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