京都100年かるた

「丸善京都本店」檸檬で知られる京都の名書店
京都100年かるた

日本人の窓であり続けた150年

丸善京都本店と聞くと我々日本人は何を考えるか。
おそらく「梶井基次郎」「檸檬」のふたつが想像の大半を占めるのだろう。
京都丸善はあの物語の舞台となってから今日にいたるまで、人の読書欲に寄り添って営業を続けてきた。
よく考えてみると、世にあふれる店々は、いわゆるジャンルという縛りの中で営業する。
本屋はそういった意味で、なんと自由奔放なことか。
男も女も小学生もお爺ちゃんもサラリーマンも哲学者も恋する人も、行けば自分に刺さる分野と出会える窓口であり続ける本屋は、いくらデジタルに侵食されていると言われる現代でも重宝され続ける。
その中でも丸善本店は、150年以上も「窓」を務めあげているのだから頭が上がらない。

檸檬、それは爆弾

もしここに来たことがないなら、今度京都に立ち寄ったとき是非足を運んでほしい。
檸檬が色々な棚に置かれて、毅然と人々を見ている。
一度閉店しているとはいえ、やはりあの物語の舞台は京都の丸善でなくてはならないし、檸檬が置かれて良いのもこの本屋だけだ。
あの主人公は「見立て」をしてここで遊んだ。
生活なんて、あれくらいでにたにた笑えるくらいには個人の力で楽しくできる。
うかつに通り過ぎたところをうかつに通り過ぎなければ、見えてくるものもあるのだ。

ここの「窓」を十二分に開け放てたと思ったら、さあ、いよいよ帰ろう。ここがクライマックスだ。
檸檬を尻目に、爆弾を仕掛けた気分のまま、何食わぬ顔ですたすたと京極を下ろう。

丸善 京都本店

場所:〒604-8032 京都府京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL 地下1階〜地下2階
営業時間:11:00~20:00
定休日:不定休(京都BALに準ずる)

かるた

京都100年かるた

Share