京都館PLUS X

 

 

 

一般社団法人渋谷未来デザイン(以下、渋谷未来デザイン)が、公園の高度利用を目的に、大日本印刷株式会社(以下、DNP)、渋谷区立宮下公園の指定管理者の宮下公園パートナーズと共同実証事業として運営する、渋谷区立宮下公園のバーチャル空間「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE(パラレルサイト)」に、2022年3月17日より京都市の情報発信空間「京都館PLUS X」がオープンします。

 

「京都館PLUS X」は、バーチャル空間上に、モニターやパネルを設置し、伝統工芸や京都市のイベント、観光資源等の京都の魅力を発信、体験できるだけでなく、渋谷に住む人と京都市に住む人が交流できる場づくりを目指します。

 

【京都館PLUS Xへの入口はこちら!】

 

【渋谷区と京都市のこれまでの取り組み】

 

2019年に開催された「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2019」で、現京都市長の門川市長と現渋谷区長の長谷部区長が持続可能なまちづくりをテーマにトークセッション実施するなど、都市間連携につながる取り組みを行ってきました。(https://social-innovation-week-shibuya.jp/2019/report/1968/

 

京都市は、東京駅前の再開発により2018年に閉館した情報発信拠点「京都館」の移転を計画していましたが、東京の地価高騰やコロナ禍の影響を受け、常設の拠点に代わる新たな情報発信の場を検討していました。

 

コロナ禍をきっかけのひとつとして、インターネット上の仮想空間で、アバターと呼ぶ分身を使って参加者同士が交流する「メタバース」(超越のmetaと宇宙のuniverseによる造語)が注目され始めるなか、都市型メタバースの取組みで既にいくつか先行事例がある渋谷と連携することで、バーチャル空間ならではの新たな情報発信を実施します。

 

 

【京都館PLUS Xの特徴】

 

京都市で開催されるさまざまなイベントと連動して、メタバースならではの展示や体験を「京都館PLUS X」で提供します。定期的なイベントと連動し、多様な視点で京都の魅力を発信し、利用者が何度も楽しむことができる空間を目指します。

 

3月のオープン時には、京都市が2月19日(土)~3月31日(木)に開催する工芸イベント「CRAFT POINT KYOTO」と連動して動画を配信し、遠隔地からでも職人の巧みな技術を見ることできます。また、リアルのイベント終了後もバーチャル空間では工芸コンテンツを楽しむじことが可能です。

 

 

 

 

【今後の展開】

 

今回の取り組みをきっかけに、渋谷未来デザインのパブリックパートナーとして京都市に参画いただき、「SOCIAL INNOVATION WEEK」における連携、渋谷未来デザイン会員企業との共創の場創出、渋谷区内での情報発信に取り組んでいきます。

 

 

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【渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE(パラレルサイト)について】

 

東京都渋谷区は、まちづくりマスタープランとして、人々がいきいきと過ごせるパブリックスペースの創出や利活用を掲げています。

 

これを受けて、DNP・渋谷未来デザイン・宮下公園パートナーズの3者は、バーチャル空間「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」を2021年7月7日にオープンし、公共空間の高度利用に向けた取り組みの一つとして実証事業を行っています。

 

本空間の利用の一つとして、渋谷区が目指す未来像「ちがいをちからに変える街」に基づき、「You’re the World」をコンセプトとし、文化・価値観・世代などの「ちがい」に潜む「感性」を体験できる場を提供しています。

 

渋谷に住む人・働く人・遊ぶ人だけでなく、さまざまな企業・クリエイター、また世界中から「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」にアクセスする人と共創し、新しい体験やカルチャーを世界に発信していきます。

 

 

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【一般社団法人渋谷未来デザインについて】

渋谷未来デザイン( https://fds.or.jp/ )は、ダイバーシティとインクルージョンを基本に、渋谷に住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人など、渋谷に集う多様な人々のアイデアや才能を、領域を越えて収集し、オープンイノベーションにより社会的課題の解決策と可能性をデザインする産官学民連携組織です。

 

都市生活の新たな可能性として、渋谷から世界に向けて提示することで、渋谷区のみならず社会全体の持続発展につながることを目指しています。

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