

定期的に食べたくなる、喫茶店のチョコレートパフェ
静かな街並みの中で過ごす、何気ない時間が身近にあること
烏丸線を北へ、終点の国際会館駅を降りて少し歩いた先にある「コーヒーレストラン ドルフ」。
1979年創業の少し暗めの照明が心地良い喫茶店です。
席に着くと目の前には、ぽた、ぽた、と滴る大きめの水出しコーヒーの器具が並びます。
低めのカフェテーブルにゆったりと腰掛け、メニューを開く。
今回注文したのは、定番の「チョコレートパフェ」。
たっぷりと盛られたクリームに、綺麗に整列したバナナとみかん。主役のように乗るさくらんぼが愛らしい、どこか懐かしいレトロな佇まいです。
まずは前菜として、みかんにクリームを絡めてひと口。
口の中を軽やかに整えたあと、我慢できずに早速アイスとクリームをすくい上げ頬張ります。濃厚なチョコレートアイスに、さらにチョコレートソース。もったりとした口当たりに、唇で受けるスプーンの動きもゆっくりになります。
そこに加わるナッツの食感が、これまた良いアクセントに。
きちんと整列したバナナを、順番に回収していくように食べ進めます。時にはクリームと、アイスと、時には両方と一緒に。
ねっとりとしたバナナとチョコレートが合わないわけがありません。
5口に1回、みかんを。合間に挟む酸味が全体を整えてくれます。

ここで重要なのが、「さくらんぼをいつ食べるか」という問題。
小さな論争が起きそうな題材ですが、私はできるだけこのパフェの嬉しい見た目を保ちたいという気持ちがあるので、バナナの高さに追いついたタイミングでいただきます。
この一粒があるのとないのとでは、パフェへの高揚感がまるで違います。
パフェ全体を把握できたところで、控えめに添えられたチョコレートスティックでひと休み。
最初からついていたかのように、クリームを多めに掬いあげつつポリッと。もちろん、アイスにも絡めていただきます。
アイス好きには嬉しい、下までアイスたっぷりのコース。
最後はアイスクリームでフィニッシュ、かと思いきや、最後に待っていたのはさっぱり要員のみかん。
この最後の一口のおかげで、甘さの満足感とちょっとした達成感。
グラスの底が見えるようになり、スプーンが「カラン」と音を立てます。

気づけば溜まっていた目の前の水出しコーヒー。
テラス席から見える緑の揺らぎを眺めながら、食後にはこの店自慢の水出しコーヒーをゆっくりいただきます。
私の家からもほど近く、気づけばこのパフェを求めて足を運んでしまう喫茶店。
国際会館近くの静かな街並みの中で過ごす、何気ない時間が身近にあることに「京都人の小さな幸せ」を感じます。
ごちそうさまでした。
住所:京都府京都市左京区岩倉東五田町4
営業時間:8:30〜20:00
定休日:水曜日
チョコレートパフェ
コーヒーレストラン ドルフ