京都「いいBARに出会いなさい」

二条「DANCE」

これまで毎月BARの記事を書いていても、かならず友達を誘い、大人に連れてもらい、と、一人でBARという場所に足を踏み入れることにびびっていた私ですが、今月は初めての一人BAR訪問。大人になったつもりで、未知の扉の向こうでのうれしいひとときの報告です。
 
二条駅からもう少し北側のあたり、千本丸太町の交差点のすぐそばにBAR「DANCE」の黒い扉を見つけることができます。実はあまりにも近所すぎて、この扉を横目に通り過ぎるばかりでしたが、この連載に背中を押されついに開けてみることに。
 
長いカウンターが奥に伸びるオーセンティックな店内は、背景に音楽無しのどっしり落ち着いた雰囲気。静寂に度量を測られるような気持ちでやっぱり一杯目はビールから頼みました。うれしい小瓶です。

カクテルの基本、ダイキリの味

元々東京で長くバーテンダーをされていたというマスター。東京、福岡、を経て当初は河原町でお店をスタートし、4年ほど前にこの場所に「DANCE」をオープンしたそう。都会、街中、と見てきた後で千本丸太町というローカルにたどり着いたのが面白い。ご近所さんだけでなく、東京時代の贔屓のお客様の来訪も絶えない、という実力者です。

最初に京都でお店を始めた10年ほど前、1番頼まれたカクテルが「ジントニック」と「ダイキリ」なんだとか。カクテルの基本ということなのでしょうか。と、いうことで2杯目はダイキリに!

ラムをベースに酸味と甘みのバランスが綺麗なキューバ生まれのカクテルは、じめじめしたこの頃にありがたい一杯です。ダイキリの違いがわかる大人になるべく、まずは「DANCE」で基本を覚えたい。

一人で来てみるBAR

気がつけば、一人で来ていることを忘れるぐらい浮かれてしまうこの空間づくりは、物腰のやわらかいマスターのなせる技。ちなみに好きなお酒はホッピーだそうで、意外な親近感に無条件の信頼を寄せてしまいます。

一人でBARに行くときはやっぱり、静かにものを考えたいとか、ひょんなだれかと話したいとか、マスターの顔が見たいとか、そんな何かを求めて今日もカウンターに座ってしまうのでしょうか。近所でなんだかいけない味を覚えてしまったような気持ちを抱えてお店を一人出る夜。これから素通りできない扉をまた、見つけてしまいました。

DANCE

住所:上京区丸太町通千本東入中務町491-7
エスポワール聚楽1F
営業時間:17:00-26:00
定休日:水曜日
アクセス:「二条駅」より徒歩10分


京都「いいBARに出会いなさい」

Share