

今回は、京都市動物園を訪問!!
京都市動物園の坂本英房園長のご案内のもと、京都市動物園を掘り下げます。
第3回目は、アカゲザルの「ボス」の秘密と動物園で人気のゾウの物語。



坂本フマオマキザルはアメリカの動物プロダクションでよく飼っていて、とても賢いんですよ。
なので海賊の肩に乗ったりとか、感染症の原因になったりするサルのモデルです。
小山よく映画の007の悪役とかについている。
坂本そうです。笑
酒井いや動物園たのしい!しかも園長の解説めっちゃ楽しいです。^^
坂本いえいえいえ。照
酒井これはずっと昔からですよね?
坂本これは昭和11年か12年にできた場所で外側はそのままですね。
中は一回改修してるんですけども。
小山これ脱走した子いないんですか?今までここから。
坂本内緒ですけど、実はいるんですよ。
酒井内緒じゃないじゃないですか!笑
大丈夫ですか、動画で言って。
小山どうやって脱走したんですか?
坂本実はここに最初に入っていたサルは、スリランカの個体群で小さかっ
たんです。途中でですね中国産の亜種が交雑したんです。
みんな体がでかくなって。ちょっと分かりづらいんですけど、その建物って途中で切れてるんです。
酒井ああほんとだ。
坂本本当は屋上が手前まで来てて、そのスリランカの子達は出なかったんだけど中国産の亜種の体が大きくなった子が、
小山グッと。
坂本飛び出して。
だけどちゃんと餌の時間には戻るので、数えたら中の数は一緒なんです。
酒井へええ〜。
小山ははは。笑
じゃあ夜この辺を走りまわってた?
坂本歩いてたそうです。昔その辺に売店があって、そこの人が見つけてくれて。
柵の手すりの上を歩いていたそうで、泣く泣くそこ(中の屋上)を切って外に飛べなくしたんです。
酒井じゃあ街には出てないんですね?
坂本はい。
酒井ああよかった。
坂本ここでずっと生まれて育って餌をもらってるので、遠くには行かないんですよね。もうだいぶ
昔の話ですけど。
小山あの、よく猿山にはボスザルがいると言うんですけど…
坂本今はボスはいないっていうのが一般的な考え方です。
小山いない!?
酒井エ??!
→意外と知らない?ボスザルの秘密は YouTubeで!
坂本この子たちがゾウです。今こちらにいる 4 頭がメスで、奥にいるちょっと小型のゾウがオスなんです。この中で、唯一牙がありますよね。
酒井ほんとや。
坂本ここにいるメスの4頭のうちの3頭とオスがラオスからいただいた若いゾウです。
この中の 1 頭の、えーと…今はもう大きさがわかりにくくなってきたな。
小山だんだん大きくなって。
坂本そうですね。ミトちゃんっていう子がですね、園に入ってもう40数年。
推定で50歳ぐらいだろうと言われています。
坂本他はラオスから来た子で、年長さんが13歳。その下が11歳が2頭と若いオスが10歳ですね。
その子ゾウたちは4頭で来て、最初はここに慣れるまでは年長のメスがみんなのお姉ちゃん役をしてたんですね。血縁は全然ないんですけど。
小山ええ。
坂本最初はミトと一緒にした時にミトが他の子ゾウたちを追いかけ回すので、子ゾウたちは怖がって逃げるんですけれども…
→新入りに厳しかったミトちゃんと現在のみんなの仲は?
続きはYouTubeで…!!
次回、ついに「ゾウのう◯この量」の話題に!
人間じゃないアノ黒いヤツまで登場!?
お楽しみに!
酒井洋輔(京都芸術大学 京都伝統文化イノベーション研究センター長/デザイナー)
坂本英房(京都市動物園園長)