京都喫茶のモーニング

京都「ワールドコーヒー」のモーニング
60年守り続けられてきた白川の味

ワールドコーヒー_外観
“いつもの朝”を求めて、列に並ぶ

a.m. 9:00
銀閣寺道から徒歩3分、華やかな灯りに誘われて店先の列に並ぶ。一面ガラス張りの「ワールドコーヒー 白川本店」には、 常連さんが“いつもの朝”を求めて列を作ります。
地元の方は、7:00 オープンと同時に、いつもの席に座ります。自分の名前を記入して、呼ばれるまでの時間はドキドキと嬉しくなります。

ワールドコーヒー_内装

店内は広く、昭和で時が止まったようなロマンチックでレトロな雰囲気。どの席も魅力的で、どの席へ座ろうか迷ってしまいます。
奥に進むと目に入る、華やかなシャンデリアにうっとり…。天井真ん中あたりにあるシャンデリアは、創業者である西村勝實さんの
こだわりで、海外から買い付けたものだそうです。
今日は、窓ガラス沿いに並ぶ植物近くの席に。(この生花たちは季節によって変わるそう。)

ワールドコーヒー_内装

タクシードライバーのために生まれた、モーニング

3坪の小さなお店からスタートした創業60年のワールドコーヒー。設立当初から、左京区は学生の街として栄えており、 当初はタクシードライバーの利用も多く、 朝一番から沢山栄養を取れるメニューが生まれました。
今回、私たちがいただいたのは「北白川モーニング」(¥720)
このモーニングは、創業者の熱い想いから生まれたお店のイチオシで、「毎日、”同じ人” が “同じ時間” に食べに来る生活の一部みたいなもの」。
30年以上も前から、地元の方に愛され続ける、変わらないモーニングだそうです。

ワールドコーヒー_モーニング

モーニングプレートは、どんぶり鉢のような深めの器で つい、真上から顔を覗かせてしまいました。
”ジブリ飯じゃん…” と呟いてしまう程、キラキラと温かいモーニング。店内のインテリアや、窓から差し込む朝日がより一層 物語の主人公の気持ちにさせてくれます。(この日は「耳をすませば」のような朝)
どれから食べるか迷いますが、まずは、バターがしみしみの分厚いトースト。かぶりつくと、意外とあっさりした印象。ぱくぱくと食べちゃいます。
ホテルのモーニングに出てくるような長すぎるソーセージと、カリカリベーコン。この2つをトーストにのっけて、躊躇なく一緒に食べるのが、とにかく美味しいです。
スクランブルエッグはふわっふわトロトロ…。トースト同様あっさりめの味です。(お願いするとケチャップも出てくる)
かわいい、モリモリなブロッコリーなどのサラダにかかっている 胡麻ドレッシングが意外な人気ポイントだそうです。サラダは旬に合わせて 使用する野菜を決めているそうで、季節によって違う味を楽しめます。

ワールドコーヒー_コーヒー

セットで選べるドリンクは種類豊、そんな中でのおすすめは、やっぱり「ブレンドコーヒー」。
このお店でいただける、ブレンドコーヒーは白川本店専用に焙煎されており サイフォン式で淹れているのが特徴だそうです。
創業者がこだわり抜き、守り続けられてきた白川の味をモーニングのお供にお楽しみください。

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お話しをお伺いしたのは、白川本店 店長の田村さん。優しく、ほがらかな方でした。

ワールドコーヒー 白川店

店名:ワールドコーヒー
住所:〒606-8266 京都府京都市左京区北白川久保田町1番地
営業時間:7:00〜19:00
定休日:無休
アクセス:京都市営バス銀閣寺道駅から徒歩3分
電話番号:075-711-4151


今日のひとくち

前田珈琲 室町本店

ワールドコーヒー_前田珈琲

前田珈琲 室町本店
田村さんのオススメは、前田珈琲さん。ワールドコーヒーさんと前田珈琲さんは深いつながりがあるそうで 是非いってみたいと思います。


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