いいお店・interviews

京都『八百三』
柚子の形の陶器に入った柚味噌

姉小路東洞院に柚味噌専門店の八百三があります。

創業は、1727年。元々は野菜、果物、乾物の商いをされていたそうです。後に初代 八幡屋 三四郎(やわたや さんしろう)さんは精進料理を始めます。八百三の名前の由来もそこからきています。

昭和3年の昭和天皇の御大典(皇位を継承したことを国内外に示す皇室儀礼)のお料理に参加したのを最後に、柚味噌専門のお店になりました。

看板にもある、柚味噌は、ゆずみそではなくゆうみそと読み、京都の中京区あたりだけでこの読まれ方をするそうです。古くから知られる柚子の産地、水尾の柚子を使用した味噌は、ほんのり甘い白味噌ベースで、季節のお野菜や生麩、田楽や温かいご飯ごはんなどに合う逸品です。本店でのみ、柚子の形をした陶器の入れ物で販売されており、2回目以降もこの容器にお味噌を詰め替えてもらえます。

柚子香る、素材にこだわったお味噌をぜひご賞味ください。

八百三

住所:〒604-8185 京都市中京区姉小路通東洞院西入車屋町270
営業時間:10:00~17:00
定休日:木曜日・日曜日・祝日
アクセス:地下鉄「烏丸御池」から徒歩1分
電話番号:075-221-0318


今日のひとくち

京都館の酒井先生より:
八百三のある、姉小路通は京都の数ある通りの中でも最も趣きのある道ではないでしょうか。
老舗がたくさん軒を連ねているのがその要因でしょう。新しめのお店も感じがいい。
八百三の柚子の陶器もほんとにかわいいです。


いいお店・interviews

Share